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第374話◇遊び


遊びには「無用の用」という側面がある。

飛行機の翼はグラつく。飛行中に折れないために。車のハンドルも「遊び」がある。遊びがないとかえって危険だ。


遊びという「無用」があるからこそ、飛行や運転が上手くいく。



人間でいうならば、「余裕」である。


自分を伸ばすには、志(目標)・気力・ライバル、そして「余裕」が必要。


腹八分目というのも「余裕・遊び」である。

その精神が、「自分のことしか考えられない」ではなく、相手への気遣い、思いやりへと通じる。


その余裕・遊びが、男の器量になる。

その器量が安心・信頼へと繋がる。


人間関係の間合いにだって、「遊び」は大切。そういう余裕や余白のない人は付き合いにくい。




閑話休題。「無用の用」である「遊び」、これがないと技も上手くならない。

無用なのに、無用な遊びがないと上手くならない。



言葉にすると矛盾しますが。笑

🔴創造変化8. 1)◇小人脱出(八観六験)


以前、「東洋思想◇「八観六験」再び」というタイトルで掲載させてもらった。


2,200 年程前に成立した百科事典「呂氏春秋」に記されている「八観六験(はちかんろくけん)」。


これは、人間を八種の状況で観察し、六種の感情で試し、その人物・品格を見極める方法。

この「八観六験」を、小人脱出するために自分自身に当てはめてみる。そして、自分の理想や志義に向かうように態度を入れ替える。


「どんな理想や情熱を持っているか」

「どんなふうに生きたいのか」


2,200年以上も前に先哲が遺してくれた、このチェックシートを、小人克服のために活用する。仲間同士でも話題にしたい。



▪️八観

1.「通則観其所礼」(通ずれば則ち、その礼する所を観る)
出世するなど、上手く行き始めた時に何を礼(尊重)するか。

例)権力・地位・名誉・金・信用・人脈・友情・知識・技術・仁義・礼節・誠・理想・志・家族・過去・未来等。

何を尊重するかで、その人の「人物・品格」を観る。

出世した人、上手く行った人に対して、その礼儀正しさを観る。謙虚か傲慢か、礼儀正しいかどうか、ここに人間の品格が現れる。


◇私は、義と掃除が理想。



2.「貴則観其所進」(貴ければ則ちその挙ぐる所を見る)

地位の高い人に対しては、その人が敬う人、側にいる人、使っているモノ等から、「人物・好み・人格」を観る。

「類は友を呼ぶ」と言われるように、周りを見ればその人の好みや人格が垣間見える。


◇私は、人については論語の「益者三友 損者三友」。

万年筆はウォーターマンのエドソン、ペリカンのトレド、モンブラン149、パイロットのエラボー。

腕時計はSinnEZM-1 EZM-4、カシオのG-SHOCK

ナイフは3 or 4inchセミスキナー

オイルマッチ

デジカメはGRD OLYMPUS E-1E-5

車は、移動のために快適で便利であれば。

懐紙、風呂敷、作務衣。



3.「富則観其所養」(富めば則ちその養う所を見る)
金を持ち豊かになったら何を養うか。

例)不動産・車・事業・ペット・愛人・旅行・自分・家族・社会等。

金の使い方にその人間の「人生観・倫理観」が現れる。


◇私は、人と事業と家族、経験かな。



4.「聴則観其所行」(聴けば則ちその行う所を観る)
人の言動がいかに一致しているか、矛盾しているか。「知行合一」かどうかを観る。実行となるとなかなか難しいもの。

発言と行動が一致しているかどうかで、その人の「誠実さ・実行力・志の有無」を観る。


◇私は、自分の為より、人の為に動く方が楽。自分の誠をどうも蔑ろにしがち。本末転倒である。まずは自分。



5.「止則観其所好」(止まれば(到れば)則ちその好む所を観る)
一人前になったら何を好むかを観察して、その人の「価値観・人生観」を観る。


◇自分は、努力して居心地の良い環境になると、堕落を恐れてその場を離れてしまう。器量がないのだ。

一人前になったら「道」を好み、益々創意工夫を行い、他分野との垣根を外していくことで、様々に「造化」の具現化に徹することが理想。



6.「習則観其所言」(習えば則ちその言う所を観る)
ある物事に習熟したら、その言を聴いて「心境・価値観・分際」を観る。


◇口数が多いというのが私の欠点だ。

理想は、造化・道・徳・功・力を優しい言葉で簡潔に。



7.「窮則観其所不受」(窮すれば則ちその受けざる所を観る)
貧すれば鈍するで、貧乏するとなんでも欲しがるのが人情である。しかし、落ちぶれた時、受けるべきではない援助や利益を受けているか否かに「節度・プライド」を観る。


◇受けるべきでない援助や利益は受けない。受けるべきは受ける。あくまでも自力主体で創造的に。喜をもって感謝しながら全身全霊全力で。

「易経」にあるように、「窮すれば変じ、変ずれば通ず」。変化するために必要な援助や利益は受け取る。



8.「賤則観其所不為」(賤なれば則ちその為さざる所を観る)
人間は窮すれば恥も外聞もかまっていられない、何でもやるというようになりやすい。

どんなに落ちぶれても「これだけはしない」ものの中に「志・意思」を観る。


◇盗みと騙しと殺人。自らを失うこと(弱いフリをすること)、誠の心を騙すこと、見限ること。

これだけはやってたまるか。


六験へ続く。

285話◇集中すること


精神を、何か一つのことに集中する。


すると、機智(その場に応じてとっさに働く鋭い知恵)、第六感(五感を超えた不思議な感覚)、霊感(神仏が乗り移ったような、理屈を得ない直感的認知)等が生ずるもので、そうすると、異常なことができるもの。


その意味では、人生は不思議なことばかり。



日々、修養鍛錬を重ねているなら、安心して物事に集中できる。

集中して取り組むこと、己を尽くすことがベストだ。


すると、自分の身体や頭が、状況に応じてどう反応するかが楽しみになる。

どんな状況でも、自分を自分で見限ることはない。


自分を追い込めば追い込むほど集中力は高まり、身体や頭は迷いなく働くようになる。



そしていつしか、一点集中はその視野が広がっていく。

例えば、車の運転に集中すれば、前方一点集中ではなく、前も横も後ろも全方位に意識は広がる。

集中が深まり、ある深さを超えると自分の意識は広がり、対象との一体感を感じるようになる。

そして、その意識はどんどん広がっていく。


集中とは、拡散であり一体感である。


まずは、自分の心と頭と身体の一体感、自分に集中する(落ち着く)ことから。


そして、今取り組んでいる事との一体感を持てるように集中。相手との一体感を持てるように集中。


すると、全て取り組むことは、他人事ではない。全て自分の肚の中の出来事となる。



今日も集中して、健康と健闘を。

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