東洋思想◇東洋思想は、雑多な処世訓や語録ではない!
私たちが生涯を意義あるものにするのに、大事を成し遂げようとするのに、ただ闇雲に過ごすのでは後悔が残る。
天地人の「三才」で言われる、天とは理想・目標であり、地とは現実・今・達成であり、そして人とは実現・計画・実践・努力である。
生活を目標(理想)→実現(計画・実践・努力)→現実(達成)→理想→実現→現実…の連続した実践、つまり、生涯どのようなところに向かって、どのように工夫し、力を尽くしていくかという方針を立てるべきである。
そのために「東洋思想」は役に立つのか?
「有意義である」と思っているのだが、東洋思想を学んでいると言う人に接してみると、雑多でまとまりのない処世訓や語録を沢山知っているばかりで、思想や哲学の締まりのなさや、志や行動の小ささにがっかりすることが多い。
東洋思想は、様々な処世訓や語録をかき集めたものなどでは決してない。
「人間としての自覚を明らかにして、その寿命を養い、志義を大きく強く持ち、大きく強く豊かに楽しく…つまり、強烈に生きる力を会得するための思考体系であり方法論」である。
私たちはこれを踏まえて、今年も活学として東洋思想を学んで行きたいと思います。