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370話◇胴上げ祭り

あなたの知らないところで、誰かがあなたのことを見ています。期待しています。祈っています。


あなたはいつも、誰かの期待の中、祈りの中で生きていることを忘れないで下さい。


そこで今日は、あなたの毎日の頑張りを祝して、胴上げします。



○○さんの頑張りを祝して~、胴上げ~!!」

「せぇーの、わーっしょい!わーっしょい!!わーっしょい!!!



ここで、胴上げの仕方とポイントをいくつか紹介します。年末、何か参考になればと思います。


・安全

頭や腰を打つような落下事故を絶対に起こさないこと。必ず足から降ろす。


・人数

胴上げを行う下の人の人数は最低10人。
人数が少ないと、タイミングが合わないと持ち上がらなかったり、変な方に飛ばされたり、落下事故の可能性もある。多すぎるくらいが丁度いい。

・場所
平らで安全な屋外で行う。

屋内では、すぐに天井(240270cm )にぶつかってしまう。

・胴上げを行う人たちの配置
1.
頭役
最も背の高い男性の役割。

胴上げされる人の頭と首を見てもらう。
絶対に頭から落とすことのないようにする。
また、自分の所に頭が来たらとにかく支える。
この役の人は胴上げで持ち上げることはしない。落ちてくる時、頭部の落下に抵抗を与えて頭が上になるようする。落ちてきた時は、両肩か首根っこを支える。

2.
胴役

ここに人を集める。持ち上げるのに力を使うところなので人数を多くする。

3.
足役
力の弱い人。力の強い人は遠慮した方がいい。足は胴より軽いので力任せに上げてしまうと、頭が下になってしまったり、宙返りさせてしまったりする。

・胴上げ回数と掛け声

回数は5回(何回行うにしろ、事前にはっきり決めておく)
掛け声は頭役の人がやる。

○○さんの頑張りを祝して~、胴上げ~!!」

「いくぞ、せぇーの!わーっしょい!わーっしょい!!わーっしょい!!!
最後の「わーっしょい!」のあとは、頭役が高めのところで支え、胴体役の人達が足が下になるように降ろす。「拍手👏」。

・胴上げされる方の心得
1.
貴金属(時計、スマホ、ネックレス、メガネ等)は全て外す。


2.まっすぐ背と足を伸ばして棒のようになる。背中を丸くすると、頭が下になりやすくなるし、持ち上げる面積が狭くなるので受け止め難い。

手は前に伸ばしておく(空の方へ)。
足や手をバタバタさせてはだめ。胴役や足役の顔に当たって怪我をさせる可能性がある。


3.軽い人を胴上げするときはズボンの腰辺りをつかんでおく。

その他

・きちんと皆の息を合わせる

・横投げ厳禁
・胴上げは酔ってからやるものではない。酒を飲む前に行う。

🔴創造変化8. 1)◇小人脱出(八観六験)


以前、「東洋思想◇「八観六験」再び」というタイトルで掲載させてもらった。


2,200 年程前に成立した百科事典「呂氏春秋」に記されている「八観六験(はちかんろくけん)」。


これは、人間を八種の状況で観察し、六種の感情で試し、その人物・品格を見極める方法。

この「八観六験」を、小人脱出するために自分自身に当てはめてみる。そして、自分の理想や志義に向かうように態度を入れ替える。


「どんな理想や情熱を持っているか」

「どんなふうに生きたいのか」


2,200年以上も前に先哲が遺してくれた、このチェックシートを、小人克服のために活用する。仲間同士でも話題にしたい。



▪️八観

1.「通則観其所礼」(通ずれば則ち、その礼する所を観る)
出世するなど、上手く行き始めた時に何を礼(尊重)するか。

例)権力・地位・名誉・金・信用・人脈・友情・知識・技術・仁義・礼節・誠・理想・志・家族・過去・未来等。

何を尊重するかで、その人の「人物・品格」を観る。

出世した人、上手く行った人に対して、その礼儀正しさを観る。謙虚か傲慢か、礼儀正しいかどうか、ここに人間の品格が現れる。


◇私は、義と掃除が理想。



2.「貴則観其所進」(貴ければ則ちその挙ぐる所を見る)

地位の高い人に対しては、その人が敬う人、側にいる人、使っているモノ等から、「人物・好み・人格」を観る。

「類は友を呼ぶ」と言われるように、周りを見ればその人の好みや人格が垣間見える。


◇私は、人については論語の「益者三友 損者三友」。

万年筆はウォーターマンのエドソン、ペリカンのトレド、モンブラン149、パイロットのエラボー。

腕時計はSinnEZM-1 EZM-4、カシオのG-SHOCK

ナイフは3 or 4inchセミスキナー

オイルマッチ

デジカメはGRD OLYMPUS E-1E-5

車は、移動のために快適で便利であれば。

懐紙、風呂敷、作務衣。



3.「富則観其所養」(富めば則ちその養う所を見る)
金を持ち豊かになったら何を養うか。

例)不動産・車・事業・ペット・愛人・旅行・自分・家族・社会等。

金の使い方にその人間の「人生観・倫理観」が現れる。


◇私は、人と事業と家族、経験かな。



4.「聴則観其所行」(聴けば則ちその行う所を観る)
人の言動がいかに一致しているか、矛盾しているか。「知行合一」かどうかを観る。実行となるとなかなか難しいもの。

発言と行動が一致しているかどうかで、その人の「誠実さ・実行力・志の有無」を観る。


◇私は、自分の為より、人の為に動く方が楽。自分の誠をどうも蔑ろにしがち。本末転倒である。まずは自分。



5.「止則観其所好」(止まれば(到れば)則ちその好む所を観る)
一人前になったら何を好むかを観察して、その人の「価値観・人生観」を観る。


◇自分は、努力して居心地の良い環境になると、堕落を恐れてその場を離れてしまう。器量がないのだ。

一人前になったら「道」を好み、益々創意工夫を行い、他分野との垣根を外していくことで、様々に「造化」の具現化に徹することが理想。



6.「習則観其所言」(習えば則ちその言う所を観る)
ある物事に習熟したら、その言を聴いて「心境・価値観・分際」を観る。


◇口数が多いというのが私の欠点だ。

理想は、造化・道・徳・功・力を優しい言葉で簡潔に。



7.「窮則観其所不受」(窮すれば則ちその受けざる所を観る)
貧すれば鈍するで、貧乏するとなんでも欲しがるのが人情である。しかし、落ちぶれた時、受けるべきではない援助や利益を受けているか否かに「節度・プライド」を観る。


◇受けるべきでない援助や利益は受けない。受けるべきは受ける。あくまでも自力主体で創造的に。喜をもって感謝しながら全身全霊全力で。

「易経」にあるように、「窮すれば変じ、変ずれば通ず」。変化するために必要な援助や利益は受け取る。



8.「賤則観其所不為」(賤なれば則ちその為さざる所を観る)
人間は窮すれば恥も外聞もかまっていられない、何でもやるというようになりやすい。

どんなに落ちぶれても「これだけはしない」ものの中に「志・意思」を観る。


◇盗みと騙しと殺人。自らを失うこと(弱いフリをすること)、誠の心を騙すこと、見限ること。

これだけはやってたまるか。


六験へ続く。

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