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444話◇戦う相手への能力の見せ方 メモ


前提 : 造化陰陽相対原理(物事は対になっている)。

包容和親明明徳化成造化。


鉄則 : 戦いの相手には嘘の情報を与える。


⚫︎一部を全部のように見せる。

or陽のみを見せて実力を見誤らせる。


⚫︎派手な囮部分を能力であるとして見せる。

視線や意識を欺く。


⚫︎全部を同時協調的に使うことで、特殊なものは何も持ち合わせていないように見せる。


⚫︎一切の実力を見せず、判断材料を渡さない。


相手に油断・隙を生じさせる。

肉を切らせて骨を断つ。

肉を切らせて骨を断たせて心を潰す。


⚫︎相手の土俵で戦わない。

⚫︎自分のリズムを通す。


「孫子」を学んだ人には、周知のことばかりだろうけど。

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世人余話◇笑顔の効用(2/2.E


続き。

<社会的側面における笑顔の効用

  1. 笑顔の人は、周囲の人たちへの印象が良い。人間は、知らず知らずのうちに笑顔 に惹かれるようになっている。  
  2. 笑顔は皆を明るい気持ちにして、ポジティブな思考にさせてくれる。
  3. 笑顔は皆の気持ちを楽にさせ、安心感を与えてくれる。
  4. 笑顔には失敗のストレスから立ち上がらせてくれる力がある。
  5. 笑顔は職場の雰囲気をオープンにさせる。(笑顔はちょっとした問題も話しやすい雰囲気を作るので、問題が小さいうちに話してもらえる)
  6. 笑顔の素敵な人はモテる。(男女ともに、仕草ランキングの一位は「笑顔」)
  7. 笑顔の人には話しかけやすい。(他人を受け入れることが多くの機会や出会いを生み出せる)
  8. 笑顔は周囲の人に伝染するので、集団的ストレスが軽減され、場の雰囲気が良くなる。
  9. 自分を笑顔にしてくれた人に対しては、無条件に好感を持ちやすい。(好感を持たれると、人間関係が良好になり物事がいい方向に進みやすくなる)
  10. 笑顔の人を見ながら厳しい表情を続けるのは難しい。
  11. 笑顔で写真に写っている人の方が、より幸福な人生を送っているらしい。他。 



<その他

  1. 発育中の胎児は、母親の子宮の中で微笑んでいる。生まれた後も、赤ちゃんは寝ながら微笑むことが多い。
  2. 目が見えない新生児も、人間の声を聞くと微笑む。
  3. 人種や性別に関わりなく、私達は喜んだり満足したときに笑顔を見せる。(笑顔という表情は、人間が持つ最も基本的なもの)
  4. 一日に 20 回以上微笑む人は全体の 30%強。微笑むのが 5 回以下という人は 14% 弱。 子供の笑顔は一日なんと400 回。 他。



笑顔の素敵な人たちにとっては釈迦に説法だが、

そうでない私のような人にとっては「論語」や「孫子の兵法」や「易経」を知らないのと同じくらい、人生を損していると断言できる。


もし周囲への印象を良くし、能力がある人に見られ、ストレスを軽減し、恋愛や結婚生活を向上させ、カロリー摂取を気にすることなくチョコレートを食べた気持ちになり、健康で長生きしたいなら、笑顔はとんでもない特効薬で、しかも即効性がある。


もっと早くこんな風に笑顔で過ごしてきたらと後悔することは、ほぼ間違いない。笑


後悔することから逃げずに、

今日も健康と健闘を!是非笑顔で。笑

東洋思想◇孔子(論語)と孫子


「論語」孔子の論語は、人間はこうあるべきであると、理想を掲げている。自分が立派でさえあれば、道を悟れれば、成功は己の外にあるものだから、成功するかしないかは関知しない。人事を尽くすのみ。忠恕、仁義。理想。    


「孫子」孫武(?)の孫子は、人間の表と裏を理解した上で、最善の方法を考えるというのが孫子。戦争に負けたら国が滅亡し、国民は死に、また敵国の奴隷となるかもしれない。

だから、絶対に負けてはいけない。勝つためにあらゆる手段を尽くす。功利的、現実的、論理的、客観的。

孫子は徹底的に自分を隠し、相手の心を読む。人間の表と裏というものを理解した上で、そして最善の方法を考える。相手がにこやかで大人しいときは気をつけろ。逆に傲慢な態度を取ったら、何か弱みを持っているはずと、人間理解と組織の論理を説く。

敵国への仁義ではなく、功利。なぜなら、もし戦争に負けてしまったら国が滅亡するかもしれないから。

仁義よりも勝利。国の存続・興隆こそが、より根底にある仁義である。

負けないためなら、仁義でさえ相手を翻弄させる武器とする。


結果として、孔子は一生あまり成功したことが無かった。

一方、孫子は西に楚を破り、北に斉と晋を圧し、呉を覇者たらしめた。


そして、両書共に2,500 年後の私達にエールを送り、背中をてくれる。



心の内には「論語」をはじめ、「孟子」「荀子」「老子」、「小学」「大学」「中庸」。

外敵や障害に対しては「孫子」や「呉子」をはじめとする「武経七書」。


論語と孫子、これらが陰陽のように強弱剛柔相まって、臨機応変・千変万化に己の志や目標を創造展開していくところに、日々の面白さがある。


現実を離れてはいけない。

だからと言って、理想を失ってはいけない。



「孫子」勉強会、今月開講。

世人余話◇触れる


カメラに触れると、何か撮りたくなって外に出る。

ペンを手に取ればスケッチを描きたくなるし、ピアノに触れれば一曲弾きたくなる。



物に触れると、その感触が伝わって心は感激を求めて動き始める。



「易経」や「孫子」を何となく開いて、23 ページでも読むと、目に入ってくる言葉がある。

そして、思いがけず心を貫かれることもある。


経書に触れたからある。



朝、行きたくないなぁと思っても、夜には一日楽しかったと思って帰りの途につくことも少なくない。


心が無くとも浮ついていても、仕事に趣味に挑戦に身体を動かしていると、いつしか楽しくなってくる。身体が心を引っ張っていくことも多い。    


心も身体も現象も、別々の関係ではない。

外見だけでもそれらしく振舞っていれば、心の内まで伝わり、心がそれに相応しくなっていくこともある。



だから、心が大切と言う前に、

外見から入ることも大切。


手を伸ばして触れることが大切。

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