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424話◇相棒


自分のモノを大切にしているか。


その内実は、値段の高い安いではない。


執着や固執とは少し違う「愛着感、一体感」がどれだけあるかどうか。

愛着、愛とは、

お互いを縛るのではなく、お互いに仕え合い、協力・援助しながら引き立て合って輝かせること。


どれだけ愛情を持ってお互いを活かし合おうとしているかどうか。手放すなんて考えたこともない。

それが、相棒。一生モノ。



街の中にも、人の持ち物の中にも、その相棒感というものが滲み出ているモノに出会う時がある。

そんなモノを見ると、訳もなく嬉しくなってしまう。尊敬してしまう。



モノだけじゃなく、人に対しても同じ。


相棒であるモノを持ち、友達や家族をこよなく愛するそんな男は大好きだ。笑



なのに、大事にされているものを汚されても、文句一つ言えない男がいる。


そんな男は、相棒と親しむのが足りない。


「大学」の三綱領の一つ、「民に親しむに在り」を忘れているよ。笑



相棒と親しむ。

お互いを輝かせるのだから。

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410話◇消しゴムの役割


消し字性能で言えば、日本製の消しゴムはどれも素晴らしい。


しかし、「間違えた文字を消す」だけが、消しゴムの仕事ではない。


人間が使う以上、消しゴムにはもっと別の役割もある。


「造化」の観点から考えてみると、答えに思い至る。

それは、「間違えても構わないよ!」と、書く人の心を安心させることだ。



そう思えば、小学生の頃はいつも消しゴムが応援してくれていた。


「大丈夫!

俺がついてる!

間違えてもいいから、

思いっきりいけ!!」。



私は今、ドイツのステッドラーの消しゴムを使っている。



そして、消しゴムの応援を超えて、筆ペンも万年筆もよく使っている。

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🔴創造変化8. 1)◇小人脱出(八観六験)


以前、「東洋思想◇「八観六験」再び」というタイトルで掲載させてもらった。


2,200 年程前に成立した百科事典「呂氏春秋」に記されている「八観六験(はちかんろくけん)」。


これは、人間を八種の状況で観察し、六種の感情で試し、その人物・品格を見極める方法。

この「八観六験」を、小人脱出するために自分自身に当てはめてみる。そして、自分の理想や志義に向かうように態度を入れ替える。


「どんな理想や情熱を持っているか」

「どんなふうに生きたいのか」


2,200年以上も前に先哲が遺してくれた、このチェックシートを、小人克服のために活用する。仲間同士でも話題にしたい。



▪️八観

1.「通則観其所礼」(通ずれば則ち、その礼する所を観る)
出世するなど、上手く行き始めた時に何を礼(尊重)するか。

例)権力・地位・名誉・金・信用・人脈・友情・知識・技術・仁義・礼節・誠・理想・志・家族・過去・未来等。

何を尊重するかで、その人の「人物・品格」を観る。

出世した人、上手く行った人に対して、その礼儀正しさを観る。謙虚か傲慢か、礼儀正しいかどうか、ここに人間の品格が現れる。


◇私は、義と掃除が理想。



2.「貴則観其所進」(貴ければ則ちその挙ぐる所を見る)

地位の高い人に対しては、その人が敬う人、側にいる人、使っているモノ等から、「人物・好み・人格」を観る。

「類は友を呼ぶ」と言われるように、周りを見ればその人の好みや人格が垣間見える。


◇私は、人については論語の「益者三友 損者三友」。

万年筆はウォーターマンのエドソン、ペリカンのトレド、モンブラン149、パイロットのエラボー。

腕時計はSinnEZM-1 EZM-4、カシオのG-SHOCK

ナイフは3 or 4inchセミスキナー

オイルマッチ

デジカメはGRD OLYMPUS E-1E-5

車は、移動のために快適で便利であれば。

懐紙、風呂敷、作務衣。



3.「富則観其所養」(富めば則ちその養う所を見る)
金を持ち豊かになったら何を養うか。

例)不動産・車・事業・ペット・愛人・旅行・自分・家族・社会等。

金の使い方にその人間の「人生観・倫理観」が現れる。


◇私は、人と事業と家族、経験かな。



4.「聴則観其所行」(聴けば則ちその行う所を観る)
人の言動がいかに一致しているか、矛盾しているか。「知行合一」かどうかを観る。実行となるとなかなか難しいもの。

発言と行動が一致しているかどうかで、その人の「誠実さ・実行力・志の有無」を観る。


◇私は、自分の為より、人の為に動く方が楽。自分の誠をどうも蔑ろにしがち。本末転倒である。まずは自分。



5.「止則観其所好」(止まれば(到れば)則ちその好む所を観る)
一人前になったら何を好むかを観察して、その人の「価値観・人生観」を観る。


◇自分は、努力して居心地の良い環境になると、堕落を恐れてその場を離れてしまう。器量がないのだ。

一人前になったら「道」を好み、益々創意工夫を行い、他分野との垣根を外していくことで、様々に「造化」の具現化に徹することが理想。



6.「習則観其所言」(習えば則ちその言う所を観る)
ある物事に習熟したら、その言を聴いて「心境・価値観・分際」を観る。


◇口数が多いというのが私の欠点だ。

理想は、造化・道・徳・功・力を優しい言葉で簡潔に。



7.「窮則観其所不受」(窮すれば則ちその受けざる所を観る)
貧すれば鈍するで、貧乏するとなんでも欲しがるのが人情である。しかし、落ちぶれた時、受けるべきではない援助や利益を受けているか否かに「節度・プライド」を観る。


◇受けるべきでない援助や利益は受けない。受けるべきは受ける。あくまでも自力主体で創造的に。喜をもって感謝しながら全身全霊全力で。

「易経」にあるように、「窮すれば変じ、変ずれば通ず」。変化するために必要な援助や利益は受け取る。



8.「賤則観其所不為」(賤なれば則ちその為さざる所を観る)
人間は窮すれば恥も外聞もかまっていられない、何でもやるというようになりやすい。

どんなに落ちぶれても「これだけはしない」ものの中に「志・意思」を観る。


◇盗みと騙しと殺人。自らを失うこと(弱いフリをすること)、誠の心を騙すこと、見限ること。

これだけはやってたまるか。


六験へ続く。

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