385話◇暁鐘


新年、あけましておめでとうございます。



夜明けに鳴らす鐘を暁鐘(ぎょうしょう)と言います。新しい時代を知らせる合図でもあります。大きな目覚まし時計といったところか。


さて、そもそも、私達が短い人生をボンヤリと、あるいは闇雲(やみくも)に生活して大事をやり遂げられるという道理などは、どこにもない。


必ず、自分の生命、自分の一生はどういうところに向かい、どのように鍛錬修養し、創意工夫し、どのように力を用いるかという大方針を立てなければならない。


義を立て、志を抱き、明確な目標を掲げなければ、「一体何をしたいのか?」分からないまま、自分で自分の生命を無駄に終わらせてしまいかねない。



あまりにヒマな無駄話や、雑多でまとまりのないものばかりを手に入れようとして右往左往していては、大事を成し遂げるための何の役にも立たない。

自分の本心から逃げるように時間を過ごすだけだ。



100%安全で安心な場所自分を傷つけるものは誰もいない場所。危険もない、不安も心配もない、静かで穏やかで安らかな場所に居たいと思うこともあるだろう。


しかし、それでは生きる意味は何処にある???




人間の気概や気迫は、志の大きさに比例するもの。


元旦、しまりのない夢の生活から目を覚ましてもらうための暁鐘(ぎょうしょう)になればと、このブログを掲載させて頂く。





新年は、抱負を聞かれることの多い時期だ。


抱負とは、、、目標である。

その目標は、

・具体的であること

・行為に重きをおいていること

・達成したかどうか成否が明確に分かること

が大切である。


自分の本心(目標)から逃げてはいけない。

結果はどうあれ、毎日を最高の旅にする。「一生懸命生きた!」と言ってやる。

そして、興味ある人に対しては、信じられないような体験談を聞かせてやるのだ。


過去に縛られず、今から逃げず、今をもっと楽しんで最高の旅にしていこう。




…ただ、暁に皆の目を覚まさせるにしては、鐘の音の力が小さくて申し訳なく思う。




本年もよろしくお願いします。