カテゴリ: 笑い

笑い◇笑顔の効用(3


以前、笑顔の効用について2回に渡り書かせてもらいました。


https://ameblo.jp/goethe-feg/entry-12277145712.html?frm=theme


https://ameblo.jp/goethe-feg/entry-12277146461.html?frm=theme



陰陽という視点からすると、偏り過ぎています。

そこで、バランスを取るために少し追加を。



笑顔には沢山の効用があるのは周知の通りです。

それをどう使うか。結局のところ、その人次第ということです。



だからこんな側面も生まれます。

・笑顔でいれば大抵の人を騙すことができます。

他人だけでなく自分自身も騙すことができます。


効用が大きいということは、その副作用も大変大きいということです。

自分に都合のいい側面だけを見て、その運用を誤ってはいけませんね。


他人のことも自分のことも、「騙す」ために笑顔を使うなら、結局のところ自分を弱くします。


その弱さに、勇気を振り絞って立ち向かうことをせず、また笑うのでしょうか。


私たちの笑顔は、どんな心からつくり出されるのでしょうか。


心の在り方を大切にして、笑顔で過ごしたいものです。

世人余話◇笑顔の効用(2/2.E


続き。

<社会的側面における笑顔の効用

  1. 笑顔の人は、周囲の人たちへの印象が良い。人間は、知らず知らずのうちに笑顔 に惹かれるようになっている。  
  2. 笑顔は皆を明るい気持ちにして、ポジティブな思考にさせてくれる。
  3. 笑顔は皆の気持ちを楽にさせ、安心感を与えてくれる。
  4. 笑顔には失敗のストレスから立ち上がらせてくれる力がある。
  5. 笑顔は職場の雰囲気をオープンにさせる。(笑顔はちょっとした問題も話しやすい雰囲気を作るので、問題が小さいうちに話してもらえる)
  6. 笑顔の素敵な人はモテる。(男女ともに、仕草ランキングの一位は「笑顔」)
  7. 笑顔の人には話しかけやすい。(他人を受け入れることが多くの機会や出会いを生み出せる)
  8. 笑顔は周囲の人に伝染するので、集団的ストレスが軽減され、場の雰囲気が良くなる。
  9. 自分を笑顔にしてくれた人に対しては、無条件に好感を持ちやすい。(好感を持たれると、人間関係が良好になり物事がいい方向に進みやすくなる)
  10. 笑顔の人を見ながら厳しい表情を続けるのは難しい。
  11. 笑顔で写真に写っている人の方が、より幸福な人生を送っているらしい。他。 



<その他

  1. 発育中の胎児は、母親の子宮の中で微笑んでいる。生まれた後も、赤ちゃんは寝ながら微笑むことが多い。
  2. 目が見えない新生児も、人間の声を聞くと微笑む。
  3. 人種や性別に関わりなく、私達は喜んだり満足したときに笑顔を見せる。(笑顔という表情は、人間が持つ最も基本的なもの)
  4. 一日に 20 回以上微笑む人は全体の 30%強。微笑むのが 5 回以下という人は 14% 弱。 子供の笑顔は一日なんと400 回。 他。



笑顔の素敵な人たちにとっては釈迦に説法だが、

そうでない私のような人にとっては「論語」や「孫子の兵法」や「易経」を知らないのと同じくらい、人生を損していると断言できる。


もし周囲への印象を良くし、能力がある人に見られ、ストレスを軽減し、恋愛や結婚生活を向上させ、カロリー摂取を気にすることなくチョコレートを食べた気持ちになり、健康で長生きしたいなら、笑顔はとんでもない特効薬で、しかも即効性がある。


もっと早くこんな風に笑顔で過ごしてきたらと後悔することは、ほぼ間違いない。笑


後悔することから逃げずに、

今日も健康と健闘を!是非笑顔で。笑

世人余話◇笑顔の効用(1/2


初めて経営学を学んだ時、幸運にも私と相性のいい経営者と接することができた。

当時は、彼の優しさと強(したた)かさを、オモテの顔とウラの顔のギャップが物凄い人だと感じていた。


そんな彼が、人間関係について最も基本的なことは、「笑顔と誠実さと感謝だ」と当たり前に教えてくれた。

初対面の時、「君は何か武道をやっているね。そういう雰囲気や威圧感が出ている。まだ未熟なんだな。未熟はいいとして、そんな雰囲気では人が近寄り難い。そういうオーラは消した方がいい」と言われ、その後「人が近寄り難い雰囲気だけは一流だな」と、呆れられた。


彼からは、「一日100人を笑顔にしろ」「30 分以内にあのマンションの4Fのベランダからコーヒー持って外に手を振れ」「あの女を店を出るときまでに口説き落とせ」色々と鍛えてもらった。課題がクリアできないと、「笑顔が分かってない」と蹴飛ばされた。その時彼は笑顔だったかな?笑



「笑顔」について、今なら少し分かることがある。

結論として言えることは、笑顔が多い人こそ、人生を生きるに相応しいのではないか。ということだ。笑



<精神的・身体的側面における笑顔の効用

  1. 口角を上げるだけで、沈んだ気持ちが明るく前向きな気持ちになる。 
  2. 笑顔は、たとえ作り笑いであったとしても、血圧を下げて心拍数を落ち着かせてストレ スを解消し、リラックスし、プラス思考になる。
  3. 笑顔の多い人の寿命は、少ない人に比べて約 7 年長い。
  4. 微笑む、笑うという行為自体が気持ちを上向きにさせる。 (作り笑いでもいい)
  5. 笑うと脳内の血流量が増加し、脳梗塞や痴呆の予防や回復に役立つ。血流量の増加は脳の働きを活発にし、集中力を高め、記憶力をアップさせる。新しい情報が覚えやすくなる。
  6. 笑っているときは腹式呼吸になっており、それが活性酸素(病気や老化の原因 となるもの)を取り除く物質を発生させ、また胃腸の消化機能良くなり、新陳代謝も活発になる。  
  7. 笑顔は、顔のたるみを予防するエクササイズとなり、顔の引き締め効果もあり、シミ予防になり、表情を生き生きとさせ、若返り効果も期待できる。
  8. 大笑いすると、心拍数と血圧が上昇し血行が促進され、エンドルフィンが増えて酸素消費も増加する。ちょうど全身運動をしたようなストレス発散の効果もある。
  9. 笑うと免疫力が上がる。外敵(細菌やウイルスなどの病原体)から人体を守る免疫の要である NK(ナチュラル・キラー)細胞と B細胞が増える。これらは笑顔によって数が増え、働きが活性化する。笑いの度合いが大きくなるほど免疫力が高まる。
  10. 笑顔はアレルギー(アトピー)を改善させる。アレルギーの原因は体内の IgE 体による作用と言われるが、笑うことで IgE 抗体が減少する。 
  11. 笑うと糖尿病患者の血糖値が下がるという結果報告もある。他。



<社会的側面における笑顔の効用>については次回に。


もっと早くこんな風に笑顔で過ごしてきたらと後悔することは、ほぼ間違いない。笑


つづく。

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