独とは、自己に徹して生きること。
独立とは、独り立ち。世の中がどうあっても、他人がいかにあろうが、自己に徹して生きて行くという意味になる。

私たちも、独立できるだけの信念と哲学を持たなければならない。
そこから政治・経済・学問…様々な政策、何でもここから打ち出していく。
惰弱な利己的打算からものを見て、フラフラしている人ほど弱く残念な立場はない。


さて門下生の学生諸君、家庭の愛情に甘えてばかりいないで、「◯◯をさせてくれ」と自主的に動いて下さい。
それができるようになったら「次はこれに挑戦させてくれ」というような、様々な問題に挑戦していく生き様を、足元の日常生活・学生生活から展開して下さい。

更に、これからの人生を、あなたが主人公として、世の中から「しっかり生きろ」と願われ期待されていることを自覚し、素晴らしい人生作りに挑んで下さい。

次回は、論語の「本を務む」、大学の「修己治人」より、今回のテーマについてまた考えたいと思います。