387話◇おみくじの意味


毎年、この時期になると啓蒙している


何年も聴いている人も多いと思うが、正月だから大目に見て欲しい。


では、早速、


「大」は、陰陽で言えば陽。分化・発展・進歩を表すから、計量的には大。

「小」は、陰陽で言えば陰。統一・含蓄・潜蔵を表すから、計量的には小。

「中」は、「中庸」等で説かれるように、矛盾を克服して一段上に発展させること。

「末」は、先、将来。


⚫︎「大 吉」 分化・発展・進歩という陽に進むがよろしい。

⚫︎「小 吉」 統一・含蓄・潜蔵という陰に進むがよろしい。

⚫︎「中 吉」 矛盾を克服し、一段発展させるがよろしい。

⚫︎「末 吉」 継続した努力を、コツコツ重ねるのがよろしい。

⚫︎「吉」そのまま進むがよろしい。ただ、物事は変化していくもの。そのまま進むというのは、とても難しいこと。がんばれ。


⚫︎「凶」今のまま進むのはよくない。物事は変化していくもの。変化に無関心で我欲だけでまっすぐに突っ走っても行き詰まる。

⚫︎「大凶」分化・発展・進歩という陽に進むがよくない。自身の修養・自省、周囲への労い、蓄財へと向かうのがよい。


これか根本。ここからおみくじは、色々な状況に際して言葉を紡いでいる。



おみくじも楽しいけれど、

正月、まずは自分の第一義を弁えて明らかにすること。そして、志と明確な目標を掲げること。


自分がどの方向へ向かうか明確ならば、今日も明日も元気溌剌だ!


今年もよろしく!