第386話◇全力疾走!


2018年からは、太陽のように元気や笑顔を伝えることを心に忘れず、法話の機会を作っていきたいと思います。



新年二発目は、「全力」について。

自分の全力というものを、自覚している人はどれくらいいるだろう。


時々、「これが限界か…」と垣間見えることもあるようだが、そこを抜けると「…まだまだいけるじゃねぇか!」となる。


頭脳

体力

筋力

五感

そして、精神力…。


自分の限界に辿り着くことはないかもしれない。

「これが限界か…」と思えるような境地になることもあるが、それを抜けるとまだまだ先がある。

私が自覚している最初の限界(壁)の症状と、その突破法とは、


頭脳

・症状→めまい。たくさんの情報を浴びて、考えて考えて考えていくと、まずめまいとして壁がやってくる。

・頻度→数年に1回あるかないか。

・突破法→ジョキングや筋トレや稽古や…身体を動かせば乗り切れる。


体力

・症状→気持ち悪くなる。

・突破法→これは私の身体が新たな境地に順応するための一反応に過ぎない。少し休んで白湯や水を飲む。体力が回復すれば、体力無尽蔵の域へ。


筋力

・症状→その部位が熱くなって、感覚が鈍く動かしにくくなる。

・突破法→冷やす。ストレッチ。マッサージ。整体。

できるだけ身体全部の筋肉を同時協力的に使うことで、局所の限界をフォローして立ち直らせる。

身体を鍛えるなら、毎日毎日筋肉痛でいい。


五感

・症状→先を読む力等が鈍る。

・突破法→静坐。深呼吸。書道。


精神力

・症状→臆病や怠惰や無関心が助長されて弱気になるか、取り繕うような強気になる。

・突破法→経書(四書五経等)を読む。静坐。書道。稽古。深呼吸。息吹。志義や目標の確認。

ネガティブになるべきではない時にそうなりそうな時は、美しい人や作品や花鳥風月に接する。



私は「全力で取り組むことは気持ちいい。好きだ」と言うことは自覚している。

だから、中途半端であればあるほど、楽しむのは難しい。


全力で取り組むためのモチベーションは、自分の「志」や「明確な目標」だ。それを掲げれば、気力も骨力も漲ってくる。


今日、闘ったか。

今日、やり残したことはないか。

今日、全力で生きたか。




物事は陰陽中。

だから、全力という剛には余裕という柔をもって応えることもある。


全力も余裕も、どちらも大切にしたい。


明日も健康と健闘を!