世人余話◇芸術鑑賞基準


芸術(藝術 げいじゅつ)とは、表現者あるいは表現物と、鑑賞者が相互に作用し合うことなどで、精神的・感覚的な変動を得ようとする活動。文芸(言語芸術)、美術(造形芸術)、音楽(音響芸術)、演劇・映画(総合芸術)などを指す。(Wikipediaより)



感性次第かもしれないが、私には芸術の鑑賞基準がある。


その基準とは、その作品に、


1.力強さはあるか

→これが一番大切。力強さの中に、表現者の信念や理想精神も宿る。

そして、力強さや尽きることのない溌剌としたエネルギーを内に秘めて、以下の要素が加わる。


2.優しさはあるか

→力強さだけでは、ガサツになる。


3.潤いや深みはあるか

→優しさに潤いや深み(慈悲)がなければ、分かりやすいけれど、浅く甘いだけ。


4.広がりはあるか

→潤いや深みが、余裕となって広がりを生む。


5.静謐さはあるか

→力強さや優しさ、深みや広がりがそれぞれ調和してくると、緊迫感を有しながらも、穏やかで静謐になる。


6.リズムはあるか

→静謐さの中に和やかさや柔らかさが生まれ、それはリズミカルなものになる。

そこに、表現者の風韻(風流余韻)や格調がリズム(音楽的なもの)として現れる。



そんな風に感じられる作品に触れると、心が震える。

心が高まったり、清浄になったり、楽しくなったりする。



道場にて、昇格審査時、技の採点基準にも応用したいと思う今日この頃。

うーむ。まだその段階ではないのか…。


人物かどうかの判断基準になるかも…。自分に当てはめると、目も当てられないが。笑