2018年10月

第472話◇人間を支配するもの


人間を支配するものは何だろう?

1.環境(家、職場、学校、人間関係…外的なもの全て)

2.習慣

3.無意識

4.そして、その人の意志。


本当に人は「環境」に支配されやすい。

良くないのは、暗く冷たく不潔で整理整頓されていない環境。


だから、まず意志で環境を変えること。


変えられる最も身近な場所は部屋。

⚫︎脱いだ靴を揃えて!

⚫︎窓を開けて!

⚫︎部屋を掃除して!!


第471話◇ヤル気の出し方


ヤル気は脳の力。

脳の一部(側坐核)が興奮することで、ヤル気は出てくる。

側坐核を興奮させるには、そこにエネルギー(酸素、糖分)を供給させる必要がある。

エネルギーは血液を通じて運ばれる。

血液を脳へ運ぶには、


身体を動かすこと。


側坐核は行動しないと興奮しない。

つまり、ヤル気は、やらないと出てこない。

一番最初、ヤル気はどこにも存在しない。


そうは言っても、「ヤル気」が出ないからできいないんだよなぁ…。


ならば、「困難は細分化して一つ一つ解決していく」という方法もある。


1.最初の一歩は、ヤル気が必要ないほどハードルを下げる。些細なことや習慣になっていて、何も考えなくても出来ることから取り組む。

2.そして、目の前の些細なこと(目標)に集中する。それをクリアしたら次の些細な目標へと移る。ポイントは細分化。細かく刻んで取り組むことだ。

「前に進んでいる!」という感覚が大切。


ジョギングと同じで、最初の15分はしんどいかもしれない。

しかし、15分を過ぎれば本格的にエンジンがかかる。

そこまで道(ルーティーン)を敷いて、それを一つの形として淡々とやっていけば、ヤル気が出てくるというわけだ。笑

本格的に仕事に入れば、その仕事の「形」や「道」があるだろう。自分の持っているその仕事の「形」に移行していけばいい。


身体(脳)に巡らせるものは血液、

血液を循環させる方法は運動。

⚫︎血液は、食べ物が大きく関わる。

自身の身体を行動に向かわせる、食べ物の量(腹八分)と質(身土不二・旬のもの)を見極めて!

⚫︎また、自身にとって適切な運動を見極めて!ウォーキングもいいけれど、どうせならいろんなことに挑戦して、好きなものを見つけて、息切れするほど好きな運動を楽しむ方がイキイキできそう。笑


休憩中の運動も、やり方によっては疲労を回復させヤル気も回復させる。自然の多い場所は回復効果が高い。



運動、食事、休息…どれも繋がっている。

ヤル気を出すには、やること。動くこと。

何もやらずに、ヤル気を出すにはどうするかと探ることはやめて下さい。w


第470話◇恐怖と共に


「もう辞める」。

「分かった」。


ん?止(と)めて欲しいの?男が決めたことなんだから、止(と)めるわけない。

「頑張れ」という誰かの言葉が欲しい…と思っているなら、それは自分への言い訳。負け犬の遠吠えでしかない。


男の決意に口を挟める者は、…大切な女だけ。



臆病な男は、自分が感じる恐怖や不安に罪悪感を覚えてしまう。

しかし、どんなに心身を鍛え上げようとも、恐怖心から逃げる事はできない。

「恐怖から逃げたい」というのは幼稚なのだ。



稚心を捨てて、「恐怖と共に生きる」という器量を持てるだろうか。


そもそも、恐いと感じる心は、もともと人間に備わった心であり、人間なら恐怖を感じることがあって当然。


全力で取り組んでいた事に躓いたら、うろたえ途方にくれるのは、人間なら当たり前。

恐怖は感じないし、臆病にもならないというのは人間らしくない。笑


しかし、ただ「恐い」という理由だけで逃げるのは、やっぱり幼稚なのだ。

そして、それを安易な暴力で解消しようとすることも幼稚。

幼稚も暴力も、己に甘いだけで全く優しくない。


男なら、

恐怖も臆病も、志も義も、インフルエンザもノロウイルスも、全部全部抱えて前を向いて歩いて行こう。


あなたの時代は終わらない。

恐怖と一緒に、皆と共に歩こう。


例えば、「雨ニモマケズ 風ニモマケズ…サウイフモノニワタシハナリタイ」宮沢賢治のように。

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第469話◇強さの源


Q.どうしたら、そんなに強くなるんだ?

Q.何食ったら、そんな身体になるんだ?


…どれも愚問である。


素直さと感謝。


それ以外に、人を強くするものなどあるわけがない。


だから、己の成すべきことを為すとき、

「ありがとう」と言って始めればいい。


己の志に向かって、

細胞のひとつひとつが動き出す。


第468話◇自己批判はNG


安易に自己批判したり自罰的だったりする男たちがいる。

しかし、その態度は男たちを更にダメにしてしまう。


なぜ自己批判がダメなのか。


理由その1.

自己批判はストレスとなる。それは自分の意志を弱くして自制心を低下させる。

そういう状態では、人は誘惑や脅威に屈しやすい。


理由その2.

自己批判して自分を嫌いになっていると、その苦しみから逃げることにエネルギーを集中させてしまう。すると、自分を守るために幼稚なことや生産性のないことにはまって現行逃避する。


理由その3.

自己批判はモチベーションを低下させる。モチベーションの低下は、ヤル気も行動力も低下させてしまう。


つまり、自己批判は自分を弱くしていくのだ。

では、自己批判の代わりに何をすべきか。


自分を許し、慰め、労い、励ます。


つまり、自分に優しくする。

そうすることによって、やる気の向上と自制心の強化が図れる。


自分に優しくする方が、罪悪感や自己批判をするよりも責任感が増す。それはこういう理由からだ。

失敗した時、自分に優しくする、自分を許すことで、自分を守ることに必死にならなくなる。すると、失敗を直視することが容易になる。

「自分のせいで失敗した。じゃあどうすればよかったんだ?今後、どうすればいいんだ?」そう考えられる。

その結果、責任感が増す。また、他人の意見やアドバイスにも謙虚に耳を貸せるようになり、失敗から多くを学び、自らを成長させることができる。


だから、自己批判ではなく、自分に優しく。


自分を許したり労わるなんて、どうすればいいか分からない?

大切な人の気持ちが沈んでいる時、もし声をかけるとしたらどんな風に寄り添うだろうか?

大切な人が、諦めずに目標に向かっていけるよう励ますにはどうするだろうか?

その態度や言葉を自分自身に向ける。

「今まで辛かったな。でもよく頑張ってきたな」「過去はもういい。顔を上げて前を向いて努力していこう」…。



自分に甘くするわけではない。

甘くするとは、自分が本当にやりたいこと、手に入れたいものがあるのにも関わらず、きついからとサボるのを許し続けること。

つまり、臆病/怠惰/卑怯/無関心であることを許し続けることだ。

この態度は、結局自分を弱くする。だから、甘くすることは許さない。

 

優しさは、絶対に甘さを許さない。

辛い時は立ち止まっていい、休んでもいい。

弱さを馬鹿にすることもないし責めたりもしない。しかし、ずっと休みっぱなしは絶対許さない。


自分に優しく。

自己批判は要らない。


 

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