2018年01月

388話◇運転免許の更新


講習時間120

講習の趣旨は、「違反・事故を起こさないための運転」。


で印象に残ったのは、

⚫︎相変わらずこの県は交通事故で亡くなる人が多い(ここ数年ほぼ全国ワースト2位)

⚫︎県の条例で自転車の保険加入が義務になる(4/1~)

⚫︎危険運転等の罰則強化



そして、違反・事故を起こす人間心理について、こんな言葉で表現していた。


⚫︎「密室は人格を変えることがある」



狼の集団として、この言葉はよく噛み締める必要がある。


密室という空間では、人格が変わることがある。

「小人閑居して不善を為す」ではないが、

密室にいる時や暇な時を見れば、その人の人格は浮き出てくるものだ。



1月も半ばを過ぎた。

今年の目標は高く掲げているだろうか。

志や義は明確だろうか。


⚫︎目標

それぞれが明確に持っていればいい。


⚫︎

1.溫にして厳 威ありて謙 恭にして安

2.己の弱さには勝たせない

3.命を捨てて掛からなければ、その道は拓けない


⚫︎

1.位育参賛 博施備物

2.己の道を行って、社会の進運を亮ける

3.漢とは、常に男にも女にも惚れられる存在でなければならない



虚勢を張る必要も、臆病になる必要もない。


素直に、己の道に勇猛果敢・大胆不敵に邁進していきたい。

東洋思想◇東洋思想は、雑多な処世訓や語録ではない!


私たちが生涯を意義あるものにするのに、大事を成し遂げようとするのに、ただ闇雲に過ごすのでは後悔が残る。


天地人の「三才」で言われる、天とは理想・目標であり、地とは現実・今・達成であり、そして人とは実現・計画・実践・努力である。

生活を目標(理想)→実現(計画・実践・努力)→現実(達成)→理想→実現→現実…の連続した実践、つまり、生涯どのようなところに向かって、どのように工夫し、力を尽くしていくかという方針を立てるべきである。


そのために「東洋思想」は役に立つのか?


「有意義である」と思っているのだが、東洋思想を学んでいると言う人に接してみると、雑多でまとまりのない処世訓や語録を沢山知っているばかりで、思想や哲学の締まりのなさや、志や行動の小ささにがっかりすることが多い。



東洋思想は、様々な処世訓や語録をかき集めたものなどでは決してない。

「人間としての自覚を明らかにして、その寿命を養い、志義を大きく強く持ち、大きく強く豊かに楽しく…つまり、強烈に生きる力を会得するための思考体系であり方法論」である。


私たちはこれを踏まえて、今年も活学として東洋思想を学んで行きたいと思います。

387話◇おみくじの意味


毎年、この時期になると啓蒙している


何年も聴いている人も多いと思うが、正月だから大目に見て欲しい。


では、早速、


「大」は、陰陽で言えば陽。分化・発展・進歩を表すから、計量的には大。

「小」は、陰陽で言えば陰。統一・含蓄・潜蔵を表すから、計量的には小。

「中」は、「中庸」等で説かれるように、矛盾を克服して一段上に発展させること。

「末」は、先、将来。


⚫︎「大 吉」 分化・発展・進歩という陽に進むがよろしい。

⚫︎「小 吉」 統一・含蓄・潜蔵という陰に進むがよろしい。

⚫︎「中 吉」 矛盾を克服し、一段発展させるがよろしい。

⚫︎「末 吉」 継続した努力を、コツコツ重ねるのがよろしい。

⚫︎「吉」そのまま進むがよろしい。ただ、物事は変化していくもの。そのまま進むというのは、とても難しいこと。がんばれ。


⚫︎「凶」今のまま進むのはよくない。物事は変化していくもの。変化に無関心で我欲だけでまっすぐに突っ走っても行き詰まる。

⚫︎「大凶」分化・発展・進歩という陽に進むがよくない。自身の修養・自省、周囲への労い、蓄財へと向かうのがよい。


これか根本。ここからおみくじは、色々な状況に際して言葉を紡いでいる。



おみくじも楽しいけれど、

正月、まずは自分の第一義を弁えて明らかにすること。そして、志と明確な目標を掲げること。


自分がどの方向へ向かうか明確ならば、今日も明日も元気溌剌だ!


今年もよろしく!

第386話◇全力疾走!


2018年からは、太陽のように元気や笑顔を伝えることを心に忘れず、法話の機会を作っていきたいと思います。



新年二発目は、「全力」について。

自分の全力というものを、自覚している人はどれくらいいるだろう。


時々、「これが限界か…」と垣間見えることもあるようだが、そこを抜けると「…まだまだいけるじゃねぇか!」となる。


頭脳

体力

筋力

五感

そして、精神力…。


自分の限界に辿り着くことはないかもしれない。

「これが限界か…」と思えるような境地になることもあるが、それを抜けるとまだまだ先がある。

私が自覚している最初の限界(壁)の症状と、その突破法とは、


頭脳

・症状→めまい。たくさんの情報を浴びて、考えて考えて考えていくと、まずめまいとして壁がやってくる。

・頻度→数年に1回あるかないか。

・突破法→ジョキングや筋トレや稽古や…身体を動かせば乗り切れる。


体力

・症状→気持ち悪くなる。

・突破法→これは私の身体が新たな境地に順応するための一反応に過ぎない。少し休んで白湯や水を飲む。体力が回復すれば、体力無尽蔵の域へ。


筋力

・症状→その部位が熱くなって、感覚が鈍く動かしにくくなる。

・突破法→冷やす。ストレッチ。マッサージ。整体。

できるだけ身体全部の筋肉を同時協力的に使うことで、局所の限界をフォローして立ち直らせる。

身体を鍛えるなら、毎日毎日筋肉痛でいい。


五感

・症状→先を読む力等が鈍る。

・突破法→静坐。深呼吸。書道。


精神力

・症状→臆病や怠惰や無関心が助長されて弱気になるか、取り繕うような強気になる。

・突破法→経書(四書五経等)を読む。静坐。書道。稽古。深呼吸。息吹。志義や目標の確認。

ネガティブになるべきではない時にそうなりそうな時は、美しい人や作品や花鳥風月に接する。



私は「全力で取り組むことは気持ちいい。好きだ」と言うことは自覚している。

だから、中途半端であればあるほど、楽しむのは難しい。


全力で取り組むためのモチベーションは、自分の「志」や「明確な目標」だ。それを掲げれば、気力も骨力も漲ってくる。


今日、闘ったか。

今日、やり残したことはないか。

今日、全力で生きたか。




物事は陰陽中。

だから、全力という剛には余裕という柔をもって応えることもある。


全力も余裕も、どちらも大切にしたい。


明日も健康と健闘を!

385話◇暁鐘


新年、あけましておめでとうございます。



夜明けに鳴らす鐘を暁鐘(ぎょうしょう)と言います。新しい時代を知らせる合図でもあります。大きな目覚まし時計といったところか。


さて、そもそも、私達が短い人生をボンヤリと、あるいは闇雲(やみくも)に生活して大事をやり遂げられるという道理などは、どこにもない。


必ず、自分の生命、自分の一生はどういうところに向かい、どのように鍛錬修養し、創意工夫し、どのように力を用いるかという大方針を立てなければならない。


義を立て、志を抱き、明確な目標を掲げなければ、「一体何をしたいのか?」分からないまま、自分で自分の生命を無駄に終わらせてしまいかねない。



あまりにヒマな無駄話や、雑多でまとまりのないものばかりを手に入れようとして右往左往していては、大事を成し遂げるための何の役にも立たない。

自分の本心から逃げるように時間を過ごすだけだ。



100%安全で安心な場所自分を傷つけるものは誰もいない場所。危険もない、不安も心配もない、静かで穏やかで安らかな場所に居たいと思うこともあるだろう。


しかし、それでは生きる意味は何処にある???




人間の気概や気迫は、志の大きさに比例するもの。


元旦、しまりのない夢の生活から目を覚ましてもらうための暁鐘(ぎょうしょう)になればと、このブログを掲載させて頂く。





新年は、抱負を聞かれることの多い時期だ。


抱負とは、、、目標である。

その目標は、

・具体的であること

・行為に重きをおいていること

・達成したかどうか成否が明確に分かること

が大切である。


自分の本心(目標)から逃げてはいけない。

結果はどうあれ、毎日を最高の旅にする。「一生懸命生きた!」と言ってやる。

そして、興味ある人に対しては、信じられないような体験談を聞かせてやるのだ。


過去に縛られず、今から逃げず、今をもっと楽しんで最高の旅にしていこう。




…ただ、暁に皆の目を覚まさせるにしては、鐘の音の力が小さくて申し訳なく思う。




本年もよろしくお願いします。

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