誰かに認めてもらいたい…誰もが抱く「承認欲求」だという。
ならば、他人のことは認めてあげればいい。
そして自分も認められたい?
いやいやいやいや、先哲はもっともっと頼もしい。
例えば「易経」は、こう教えてくれる。
・天行健、君子以自彊不息。
「天行建(てんこうけん)なり、君子はもって自ら彊(つと)めて息(や)まず」。
→天の運行が途切れることなく、規則正しく、健全に運行されていくように、君子も、自ら努め、学問に励み,人と交わり、職務を全うし、自分を向上させることを怠ることはない。
・地勢坤 君子以厚徳載物
「地勢坤(ちせいこん)なり 君子は以て厚徳載物(こうとくたいぶつ)」
→大地があらゆる生物を育むように、君子は徳を厚くし大きな度量をもって、全てを受け入れる。
周囲が自分を理解してくれるとか、してくれないとか…そんなことは大したことではない。
例えば「論語」の最初の1ページ(学而篇)はこう教えてくれる。
人不知而不慍、不亦君子乎」(人知らずしてうらみず、また君子ならずや)
→人が自分の存在や行いを認めてくれなくとも、気にしたり恨んだりすることなく、自分の目指すものに向かってひたすらに努力し続ける、それが君子というものだ。
人に認められるかどうかは、結果論。
気にしても仕方ない。甘えても仕方ない。
そんなことを気にするなんて、何と意気地のないことか…。
志(目標)を抱き、元気溌剌として歩む。
我が行く道を我は行く。
面白くなるのは、そこから!笑