548話◇オートロックめ!!


昔々、

女を口説いてホテルの部屋で乾杯。

ふたりでシャワーを浴びて、ベッドでシャンパンを開けて再び乾杯、オトナの遊びの続きが始まるはずが


女は服を着て部屋を出て行ってしまった。

言ってはいけないことを言ってしまったのか、やってはいけないことをやってしまったのか。

そこら辺の記憶は曖昧だ。



とにかく、私はタオル一枚だけ腰に巻いて女を追いかける。

が、ギリギリでエレベーターの扉が閉まる。


クソッ!

部屋に戻ってと思ったが、無情にも部屋に入ることができない。


ドアのオートロックは、女に振られるような男を決して受け入れてはくれないのだ。


オートロックのドアを無駄だと分かっていて開けようとしている、裸足で素っ裸にタオル一枚のアホな猿が一匹。



数分後、、

アホな猿がヒルトンのロビーに

こういう時は網で捕獲される前に、ピエロになって愛想を振りまくか、目で周囲を殺すほどの雰囲気を醸し出すかしかないじゃないか。



裸の私を見て、必死に笑いを堪えて口元を歪ませながら、何事もないように対応したフロントの顔が忘れられない。



オートロックに嫌われたのは、その時が2度目。

1度目のエピソードは言わない。

クソッ!オートロックめ!

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547話◇表現=存在


社会的には、

表現されなければ、存在しないのと同じ。

社会的には、

認知されなければ、存在しないのと同じ。

社会的には、

売れなければ、存在しないのと同じ。

社会的には、

その人の価値、命の価値は他人が決める。


他人や社会に否定されるのが怖くて自分を表現しないなら、

いつまでも自分にはなれない。

八方美人は八方塞がりになる。



それでいいの?


自分を表現しろとは誰も頼まない。

大切なのは、「自分がどうしたいか」だけじゃないの?


己の心の真ん中で生きるとは、

自分を表現すること。


もし誰かに相談したところで、相談相手に言ってもらいたい言葉は、「自分がどうしたいのか」という自分の意志と同じ言葉に過ぎないのでは?



YesNo?、己の意志は?

己の義は?

己の志は?


日々、己の成すべきことを為す。できれば情熱を持って。

それが己の造化の道。

己の歩む道。

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546話◇勝利という嵐


勝利すると、底無しの勝負地獄にはまってしまう。


そして、勝った奴はこれからあらゆる面でその人間性が試されることになる。

周囲の人たちは勝利者としてその男を見る。次も勝つことが、優れていることが義務付けられる。

挑戦者達からは虎視眈々と狙われながらも、期待に違わぬ結果を出して活躍していかなければならない。


勝利の重さを背負うことができるだろうか?


しかし、ひねくれたり、天邪鬼になったり、まして逃げたりしたら男ではない。


勝利の美酒は一晩だけ。

その琥珀色の酒の中に、栄光と挫折、恍惚と恐怖、至福と絶望、陰陽裏表が見えるようになる。

そして、また翌日から、より大きな嵐のような勝負人生が再スタートする。



プロでいるなら、力の続く限り漕ぐ手を止めてはならない。

その力と勇気は、毎日毎日毎日の鍛錬で培うしかない。


プロが仕事ができない理由はただ一つ。

鍛錬不足だ。

弛まぬ鍛錬だけが、プロをプロらしくする。

才能ではない。



おめでとう!

勝利に乾杯!

ようこそ嵐の大海原へ!^_^

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