554話◇カンペキ


完璧というのが、数値を正しく合わせることだとしたら、人間より機械にやらせる方がいい。確かに、1mmのズレも無いようなピタッとした仕事には、相当な技術が要求される。


しかし、それが完璧というなら、その仕事をするのは「あなた」でなくともいい。



明確な形がないと納得できない?

明確な数字がないと不安?


しかし、本当に形や数字が無いと、

何が正しいのか分からないものなのだろうか?



絵を描く時、定規で葉っぱの長さや猫の尻尾の長さを測りながら描くだろうか?



数字よりも信じてあげていいものがある。


それは、

あなたの感覚と、

それを表現する手。


自分自身の持つ資力を開拓する。

それが、楽しむコツ。

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553話◇奇跡


頑張ってる奴を見ると応援したくなる人間がいる。

応援されるともっと頑張れる人間がいる。


心配して、応援して、支える者。

己の全てを尽くして、やる者。


二つの役割が相交わって、限界を超えた力が出る。それを「陰陽相交って中となす」と言う。


支える者とやる者。その役割は固定されたものではない。

支える者がやる側に移り、やる者が支える側に移っていく。

陰陽は常に移り変わっていく。



奇跡は、

そういう前向きな陰陽の繋がりと、それぞれが限界を超えて成すべきことを為していく、その先にある。

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552話◇怖いょ


勝負の前には、緊張するのが当たり前。震えるのが当たり前。

動きの原点は震えである。恐怖から来る震えこそが、勝利への第一歩になる。


ただ、恐怖心は克服しなければならない。恐怖をどう克服するかでその者の価値が決まる。

「勝つ」と決断し、肚をくくって開き直る。


身体は恐怖を活かし、心は恐怖を克服する。道を自分で切り開いた者だけが変わっていける。


変わることを怖れて新たな挑戦を止めれば、幸福な思い出さえいつの間にか自分を縛り、殻の中で臆病に過ごすだけの魅力のない男に成り下がる。

輝いていた過去は今は忘れる。

挑戦者でなくなったらおしまいだ。



怖れることは恥ではない。

怖れを抱かぬ王者は、真の王者たり得ない。


恐怖を手放さず、

勝つ意志を強固にして、


勝負では、鬼になる。

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